鎌倉彫とは、鎌倉時代から引き継がれている
漆塗りの伝統工芸品です。仏像彫刻師により仏具や器を
漆塗りの工芸品で作った事が起源とされ、禅の文化の影響を
受けた、力強く大胆な彫りの技と柔らかく
あたたかみを出した陰影の色調の美しさが特徴です。
長い年月を経ても使い込むにつれ上塗りの漆が磨り減り、
中塗りの黒漆が浮かび上がることでそれが味わいとなります。
艶も色も鮮やかで使い手を感じさせます。